私の標準レンズ
         about Tokina AT-X270AF PRO

 

 

 

 

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レンズ選定

さて今回はレンズについてだ!F4の為に 僕が選んだ最初のレンズのお話です。僕の被写体は一体何・・・悲しいことに絞り込めないのである。優柔不断な僕を神様は救ってくれるだろうか。

魅惑のズームレンズ

昔から僕は父のminolta SR-1にAUTO Rokkor-PF f1.8 55mmとMC Rokkor135mmf3.5のレンズそれにnewMD Rokkor 28mmf3.5を買い足したシステムで撮影していた。しかし55mmの汎用性と奥深さに 僕の標準の視角は55mmがデフォルトの設定になっている。普通に考えればNobbyさんのようにNikkor 50mmf1.8などが一番最適な選択なんだろう。しかしだ・・ 僕の道はいつも外道・・・この世の中にはズームレンズというものがあるらしい。一本のレンズででいろいろな画角が楽しめる夢のレンズらしい。そこでNikkorのなかで広角系の標準レンズを見てみた。

Ai AF-S Zoom Nikkor ED28〜70mm F2.8D(IF) \220,000  中古 \150,000
Ai AF-S Zoom Nikkor ED17〜35mm F2.8D(IF) \230,000  新  \166,000
Ai AF Zoom Nikkor 24〜120mm F3.5〜5.6D(IF) \ 84,000  中古 \ 48,000
Ai AF Zoom Nikkor 28〜80mm F3.5〜5.6D   \ 25,000  新  \ 17,000
Ai AF Zoom Nikkor 35〜70mmF2.8D           \105,000  中古 \ 45,000

さすがに一絞りの値段の差は価格的にも歴然としている。Nikkor ED28〜70mm F2.8DとNikkor 28〜80mm F3.5〜5.6Dを比べても価格は約9倍にもなる。きっとそこには新しい世界が待っているのだろう。(高価な物に予想できない新天地に感じるから初心者は怖い)しかし 僕の財布に入る月の収入を考えるとf2.8EDへの道はあまりにも険しすぎる。今の予算を含め飲まず食わず撮影せずで1年・・・F4はそれまでお預け・・・おいおい冗談じゃない 僕は今すぐにでも彼と共に異次元の世界に飛んでいきたいのだそうなれば素直に明るさを選ぶならAi AF Zoom Nikkor 35〜70mmF2.8Dの中古を探すかお得な画角のAi AF Zoom Nikkor 24〜120mm F3.5〜5.6D(IF)なども非常にいいかもしれない。

Nikon F70D にTokina AT-X 270AF

会社の上司に山岳写真を趣味にしているフォゲットS氏がいる。フォゲットS氏の所有カメラは Nikon F70D に Tokina AT-X 270AF 一本で山登りをしているそうだ。風景写真のレンズとして参考になるだろうと思い本人に聞くところに寄れば山登りにはあらゆる荷物を背負っての登頂のためカメラも軽くてコンパクトが最重要だそうだ。そのとき 僕が素直に感じたのは50mmと28mmの二本ぐらい持っていけばそっちの方が軽快ではないかと思った。非常にコンパクト且つ軽量では無かろうか・・・。そこで素直にフォゲットS氏にそこの所を聞くと山登りしながらその度レンズを付け替えるのは非常に困難(めんどくさい)な事になる。その度に立ち止まり大荷物をまさぐりながらレンズを交換しPLフィルターなんぞ付け替えてさて撮影・・・なんてことをするにはそれなりの覚悟と時間が必要になるらしい。山登りの為の時間が最重要なのである。

このときである何故か山登りもしない僕が妙な親近感を覚えたのは。
僕の撮影時間はいつもせっぱ詰まっている。何せ今まで撮影の為にゆっくり時間を用意しその為に行動したことが非常に少ないのだ。家族で買い物への移動中「ちょっといいパシャパシャっと軽く撮ってくるから・・・」会社帰宅後夕飯までの少しの間「ちょっと散歩してくるから・・・すぐ帰るよ」
家族で団欒中「あっ今いい顔したよ。ちょっといい」
「いっそのことラッキー池田(古い)のぞうさんのように頭の上にF4を乗せて歩きたいくらいだ」などと思っていると妻より「ちょっとちょっとゆうてあんた何考えとるんね自分の事ばっかり」などとおしかりの言葉がそんな 僕にはゲッターロボや
スカイゼルとグランゼルの合体シーンを見ている余裕はない。(いいきっちゃってるよ・・・)だからといって「よりよい写真撮影ちゅうもんは時間が居るんじゃ。休みくらい自由に使わせろや」などとは口が裂けても言えない・・・話が少しずれたようだが要するにそうゆうことなのだ。(なにがだ!)

しかも
S氏のF70Dに装備されるそのレンズを見て「かっこえー」とまたもや不穏な事を思ってしまったのである。MFの操作のピントリングのしっとりとした操作性は抜群。これなら50mmから35mm28mmと更に70mmまで一本でカバー出来る上に更にf値は2.8と明るいときたもんだ更に新品でも4万円くらいで購入出来そうだ。(浅知恵すぎないかおまえ)ここでカメラ初心者たる欲望がムクムクと沸き上がってくるのである。大口径標準ズーム・・・惹かれるのである。一本で二度おいしいとは・・・本当に甘い誘いだ。

合わせて2.55Kg

結局僕は惹かれるままTokina new AT-X 270 Proを購入してしまった。SB-24を装着しフル装備したF4くんの総重量はカタログによれば
F4                     1090g 
Tokina AT-X 270              760g
SB-24                               390g
総重量                             2250g・・・2.2kg
更に乾電池を入れ幼児用体重計(計る物が違うだろ)に乗せてみると2.55kgにまでなる。
なんて装備重量だ小さめの出生児ぐらいあるではないか。これでは頭の上にのせるどころかお散歩どころの話ではない。ただでさえF4が自己主張している上にこのレンズの大きさががさらに輪をかけてどうだとばかり自己主張している。きっとこのセットをぶら下げ街角を歩けば非常にローカルな我が町では変人扱いだろう。見た目もいかにもと言った感じでかっこいい(違うだろ)
 
僕は考え方は確実に間違っている。散歩にもどこにでもお気軽F4くんじゃなかったのか!どうするんだこれから。どうなるんだ僕のF4くんとの日々は。著作権Nobby氏
(がまんして連れて歩けばいいじゃん。我慢するのに時間はいらない)んじゃそうしよう。ってんでF4とセットにして鞄にいれて持ち運んでいる。(あっさり)

初めてのズームレンズの使用感

早速実際にこのレンズを使用してみると、実にいい感じだ。(全く都合のいいやつだ)カメラとの重量バランスがいいせいか構えるとレンズとカメラで2kg近くあるとは思えないぐらい重さを感じさせない。それどころか心地よい重さにと共に手ぶれ防止にF4くんのしっかり握れるグリップとこの重さはいいのかもしれない。

でもかさばる。しかもどうやら僕はズーム機能を有効に使いこなせていない。何故か癖で55mmの眼でフレーミングして撮影している。
ズームリングを見ると約50mmの側に・・・
広角の場合はズームを28mm(めいっぱい)にしてフレーミングしてる。(全くもってズームの意味ないじゃん!)それはそれでいいのだろうが今までにない眼を持つことも大切なのでがんばらねば。最短撮影距離がnewMD Rokkor 28mmの2倍以上の距離70mmと言うのも結構痛いかもしんないがMF操作のピントリングの感じはとてもいい。レンズの外装も質感の溢れる仕上になっている。楽天家な初心者の 僕にはもったいない装備がそろった。

-2002.4.5