先祖伝来の家宝SR-1
         about minolta SR-1

 

 

 

 

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  僕のはじめて・・・

僕の初めて触ったカメラが今目の前にある。そのカメラとはminolta SR-1って言う完全機械式操作で露出計の無い金属製カメラだっった。僕が小学校の頃に家族旅行の時に重さに耐えながらピントを合わせていたことを今でもしっかりと思い出します。子供心にかなり夢中だった。あれから20年強僕は特にカメラを持つこともなく大人になっていた・・・・

先祖伝来の家宝 minolta SR-1

SR-1はMinolta(当時千代田光学)初の一眼レフカメラSR-2の廉価版として登場し昭和34年から昭和37年の間に5つのタイプが販売されたMFカメラです。後にSR-3 SR-7 と新機種の発売がありますが平行販売でスタンダードの位置を常に保って居たようです。今日のAFカメラ全盛の時代にあって露出計も未装備でシャッタースピードも最高1/500秒となっています。

元々 僕の父が若い頃に相当力んで購入した様で大切に扱っていたようでしたが僕が近年譲り受け親子2世代に渡るのカメラになってくれています。決してプレミアが付くような価値のあるカメラではありませんが 僕にとっては今まで我が家の歴史を刻み続けてくれ色々な思い出のある大切な宝物です。本体フレームの右端が少し窪んでいますがこれは僕が幼少のころのいたずらの後で大切な思い出の一つです。販売当時から現在まで40年近く経っているが未だ健在でそんなこの丈夫で無骨デザインの機械に魅力を感じ始めカメラの世界に興味を持つことになりました。が・・・いままでカメラなんてバカチョンでパシャパシャとしかやった事の無い超初心者の 僕には露出?シャッタースピード?なんてさっぱり解りません。感覚や理論も皆無でこれから勉強開始です。とりあえず色々な物を取って見る事から始める事にします。

-1999.06

minolta SR-1モデル別差分表
モデル
外部メーターステイ フィルムカウンター位置 シャッタースピードダイヤル レンズ絞り
1 期 × 不等間隔  
2 期 × 等間隔 ロックボタン
3 期 × 等間隔 クリック式
4 期 等間隔  
5 期 等間隔  

この表を見ながらまじまじと手元のSR-1を眺めて見るとどうやら4期か5期のようです。どうやら第5期は世間一般でいうSR−1Nのことらしくかのminoltaの名機SRT-101のメーターレスの物らしい。外見も少し角張りのデザインみたいです。 よって第4期SR−1と判明

-2000.2.2

中古レンズ購入

広島的場町にあるミッキーなるカメラ屋さんに突入念願の広角レンズMinolta new MD 28mm F3.5を\12,000でついでにφ50mmのレンズキャップ¥300も購入-1999.08

メーターを用意してみた

かねてから何が付くのかと不思議だった前面外部メーターステイに外部露出計 "SR-Mater"なる物が装着できる事が判明し 僕の露出感があまりにも無いために露出計購入計画発足探してみると「カメラの名光堂」のホームページの在庫に名前発見!メールで問い合わせ購入決意!\5000なり 。ワクワクしながら待っていると2日後クロネコ宅急便にて我が家にやってきた。早速スイッチらしい円形のダイアルを回してみると針がふれる。が、初心者の 僕にはさっぱり使用方法が解らず結局「カメラの名光堂」に電話で連絡して聞くことに 。最初は「こわれてんじゃないか」と疑ってかかった僕に親切丁寧に使用方法から電池の事まで詳しく教えて頂きました。本当に感謝感激でした。 お陰で晴れてSR-1は露出計付きのカメラに変身したのです。使っていて気になるのはやはりTTL測光ではないため狙って測光しずらくまたフレーミングしたままの状態で一度目をファインダーから放して露出調整しなければならず非常にまどろっこしい。しかしそれはそれでこのカメラとはのんびりつき合っていこうと思います。40年後にまだ動いてるといいな。-1999.09

GOOD BYE!

僕にはカメラが趣味になって身の回りの事に大変興味を持ち始めました。さらにいろいろな人と新しい関係が生まれました。そしてある人物との関係が少し変わってきました。それはSR−1の元々の持ち主の 僕の親父との関係です。元々父も写真撮影が好きで僕や妹の誰も知らない思い出を記録していました。しかし、僕達兄妹が大きくなった頃からカメラを持たなくなりSR−1が 僕のところに里子として出されたのでした。そんな父が僕と話をし始めると自然にカメラの話になり僕の撮った写真を見ながら色々な事を教えてもらいました。僕にとってもきっと父にとっても共通の趣味の話題が出来大変興奮して話合いを楽しむようになりました。 僕にとっては大変うれしい関係です。

しかし、父は僕がSR−1を取り上げた為カメラを持っていません。僕にはアナーキーA氏よりもらったX−500があるし・・・ここはひとまずご返却。結構愛着があるカメラだっただけに未練も残りますが 僕と父のカメラを構える姿とお互いの撮った写真を見ながら話している事を想像しながら感傷にひたりつつSR−1に「ありがとうございました」と心で思いながらお別れをしました。

-2000.2.2