デジカメの落とし穴

実はこの記事は1999年頃に載せた記事なんですが2004年にアレンジしてみました。

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データはどこに保管する?

凡例 1999年 2004年
今あるデーターが永久的に使用でき閲覧できるソフトがある。
という前提に基づいてお話をします。皆さんはデジタルカメラで撮った写真DATAの保存方法はどのようにしようとかんがえてますか?普通の場合、保存場所として、フロッピーディスク、ハードディスクがあげられますね。ですが、双方とも消耗品というのを知っていますか。 実際私の持っている3年前に買ったハードディスクすでに壊れています。ハードディスクの寿命はだいたい5年と言われています。使用状況や環境による影響はそれとは別と考え僕論では3年って思っています。昔の保存用フロッピーも確かめてみると50枚の内3割が壊れてしまってました。(保存方法に問題ありかも・・・) そうなると、今日写したデジカメの写真は永久的には見られないって事になってしまう。このままではデジタルカメラを買ったからといって写したアルバムが一生見られるなんて事はまずないと言って良いでしょう。 今日打った仕事の文章もそうです。これではここ数年間のみ限定使用にしかすぎません。これでは、記念に取っておきたい写真も役立たず、残るは思い出だけ。(これもいいかも)
手軽な解決策としては、二枚以上のフロッピーディスクに同じDATA保存し約1年経過毎に別のフロッピーに保存し直す事でしょう。 ←今時はフロッピーでは出目ですね。ですが、これが数年たった場合膨大なフロッピーディスクを前に整理と更新に負われる毎日が見えてきそうですね。←しかも今時フロッピーに写真は入らないね。 ましてやデジタルカメラは年々画素数の向上によりファイルの容量は増大するばかり、1枚のフロッピーに何枚の写真が入るか・・入らない場合だってある。←そうそうそうなってしまいました。
ハードディスクに保存してもかまいませんが、 データーの量は確実に増えていきます。バックアップ前にハードディスクの寿命が来てしまえば、今までの莫大なデーターはすべて消え失せてしまいます。 さすがに顔面蒼白モード突入ですね!今はいいけど、そのうち皆さんのパソコンが色あせてきた頃・・・

分析

1.あきらめて今まで通り銀塩写真で撮影する。(やっぱこれかな)
2.パソコンで永久的な作業はしない。
3.データーを残さない。
4.その他の方法で保存する。

4.を選択された人はそれなりにお金と知識が必要になってきます。まずその為には機材を選定購入し操作しなければなりません。本当に大まかですが下記に機種選定候補をあげてみます。

 
GOOD
BAD
CD-R
\40/700MB
= \0.06/MB

・汎用性がピカイチ。CD-ROMの使えないパソコンは今時ないに等しいためどこに行っても使えます。最近では鑑賞できるマルチメディアDVDプレーヤーもありますね
・データーの追加も可能
・メディアが安い
・WindowsXPにはライティング機能付
・CD-R RWドライブはパソコンに標準付

・CD-Rドライブの操作にCD-R作成ソフトの操作知識が必要
CD-RW
\500/700MB=
\07/MB
・データの書き換えが出来るのがいい
・フォーマットしてしまえばハードディスクの用にファイルを扱え知識がいらない
・CD-R RWドライブはパソコンに標準付
・フォーマットする形式やソフトに互換性が難
・CD-RWドライブごとによっての互換性に難 があるためDTPで扱ってもらえない場合がある
・CD-Rに比べ10倍コスト割高
MO
\2800/640MB=
\5/MB
・操作は普通のハードディスクと変わらないから簡単
・書き換え可能!
・メディアがカートリッジ式カバーで保護性UP

・MOドライブをパソコンに装備要
・CDより普及率が低いため互換性が心配
・メディアが高いCD-Rにくらべ80倍以上

DVD-R/DVD+R
\400/4.7GB
=\0.08/MB

・4.7GB(1GB=1025MB)と大容量
・容量/質量では随一のコンパクト規格
・コストはCD-R並
・ドライブがCD-R/RWとの互換性があるため使い分けられる。

・DTPで扱ってもらえない
・記録用DVDドライブ要
・基本的にデーターの追加は不可能
・DVD-RとDVD+Rとの規格に分かれている
・DVD片面2層式のドライブ発売予定あり
DVD-RW
/DVD+RW
\700/4.7GB
=\014/MB

・4.7GB(1GB=1025MB)と大容量
・容量/質量では随一のコンパクト規格
・書き換え可能!

・DTPで扱ってもらえない
・記録用DVDドライブ要
・DVD-RWとDVD+RWとの規格に分かれている
コンパクトフラッシュ等
\18000/256MB
=\70/MB

中にはデジカメで撮影したままにしている人もいらっしゃるとか。いっぱいになったら消すか買う。しかしパソコンレスの方はどうしてもこうなりますね。
・持ち運び便利でコンパクト
・使用方法が簡単(というよりデジカメでとってそのままだから・・・)
・プリントはこれを持ってカメラ屋さんにいけばいいので簡単

・なにより高い!CD-Rの約1200倍

 

結局

その他 PD・ZIP ・JAZ・SUPERDISK などは構造上フロッピーディスクと変わりないために長期保存には向きません。DVD←まあまあ一般化しつつありますね。やMDなどの分野もありますが未だ技術の完成を見ない部分もあり 「今」手を出すには少し勇気と知識がいると思います。
さて僕としては2004年現在のデジカメ写真保存ベストチョイスは。「CD-R」汎用性から出回っている状況。どれを取っても◎。唯一の難点の作成ソフトの操作もWindowsXPでは標準装備になり対応は万全。写真というデーターは書類とかと違いそう編集したり削除するものでもないのでRWの必要性は低いと思います。しかし気を付けなければいけないのは追記可能なCD-RはDTPでは保証外です。DVD+RやDVD-Rは追記出来ないのが最大のネックです。(DVD+RにはVRフォーマットっててがありますが)まるまるDVDの容量を使いたければ4.7GBもデジカメのデーターを貯めないと保存できないのはつらいです。
因みに僕は銀塩フィルムをスキャンしてDVD+RWを使っています(・・・オイオイ)そのままDTPに出すこともないですし・・・ネガかポジがあるから。大容量なんで今のところDVD1枚に収まるから写真を一覧で探すのに便利なんです。写真の保存というより閲覧用って感じですが・・・。
因みに僕のスキャナーはこんな感じです。

-2004.3.16