ぶちゃいくかわいい

ある日駐車場に行ってみると・・・にツバメの巣を発見。「かーわいい」なんて思い手元のデデカメ（SONY DSC-F505K)を向けたのが今回のミッションの始まりだった。天井の照明に小さな巣からツバメさんの小さな子供達が顔を溢れるように並んでいる。正面から撮ろうと思っても結構位置が高いので端にあった脚立を建て。撮ってみる。
「もこもこしてぶちゃいくでかーわいい」
数枚撮っているとツバメたちのおとうさん、おかあさんがごはんを持って帰って来た・・・僕かなり警戒されてる・・・ごめんごめん・・・じゃあちょっと離れよう。でもこれで親子の絵が撮れるぞ・・・

子供は親を見て育つ・・・

甘かった・・・デデカメで動きの素早いツバメさん親子を撮るのはかなり至難の業と改めて思った。なぜならこのデデカメのシャッターボタン押して実際撮影出来るのは約１秒後の状態なのだ。ツバメさんのご飯受け渡しタイムは遙かにそれより短いのだ（約0.3秒くらい）。画面に親ツバメさんたちが入ってからシャッターを押しても全然間に合わない。

ツバメさん達はなんてせっかちなんだ・・・
（そうじゃないでしょ）

仕方なくデジカメを構図決めて足で挟んだりして固定して廻りを見ながら親ツバメさんたちの帰りを待つ。

きたっ
　　　・・・カチ(シャッター押す）
だめだ
　　　・・・全然間に合わない。
　　　　　とっくに親ツバメさんは
　　　　　次のごはん探しにお出かけした後・・・

無理なの？と思いながら数回試すがダメ・・・でもよく見てると子ツバメ達は親が帰ってくると騒ぎ出す。僕より子ツバメ達の親ツバメ飛来確認がちょっと早い みたいだぞ。だって僕が親ツバメさんたちが見えないうちから騒ぎ出すんだもの。じゃあ山勘シャッターで子ツバメ達が騒ぎだしたらシャッター押してみる。
とれた〜
（なんとそんなタイミングで・・・でもちょっと感動）

でもとんでもないタイミングの取り方だ・・・なんだか未来を撮ってるみたいで。デジカメのこのタイムラグはこういったタイミングのいる写真には辛すぎ・・・。でも 撮れたのはいいけど絵的にはつらくないかい・・・て話も。今度はちゃんとF4くんで撮ろうなんて思ってると彼たちは巣立っていたりするから撮影のタイミングってのは 本当に難しい。また来年もおいでよ〜

-2002.07.05