バイクdeカメラで失敗
         with minolta X-500

 

 

 

 

トップページに戻ります写欲なひとときTOPへ写欲なブログやってますフォトギャラリー・モノアイこのページについてこちらにメールください

バイクDEカメラ 芸北編

R696WorkBench toppage

天気が曇ったり晴れたりとどうもハッキリしないGW中の1DAY。ボクは友人のパブサーN氏と芸北の方角に向いバイクツーリングに行った。走っていると少しまだジーンズを冷たい風が抜けて肌寒いのだが逆にエンジンからの熱気が暖炉の用に感じてきもちいい。広島の町中を抜け一息休憩を取る頃には芸北の緑がぼくたちを包んでくれていた。
ボクのタンクバックの中にはminolta X-500(アナーキーA氏贈呈品)ととMD55mmf3.5マクロそしてミニ三脚と数本のフィルムが入っている。そう久しぶりにあれに挑戦だ。今回は冬の雪に荒らされた路面の峠道でコーナーを曲がりながら撮ってみる。前回と同じようにタンクの上にミニ三脚を立てnewMD28mmf3.5を付けたX-500をセットし手前の三脚の足の上にタンクバックを乗せて固定完了。命綱代わりにカメラのストラップをタンクバックの取手に絡ませ準備完了。いざ出陣!
しかしだ、冬の雪とスキーヤーの車でで痛めつけられた路面のおかげで思ってたより前輪がギャップを拾ってしまう。

「うわっ、なんだ」
ガタッ
「げ〜」

X-500がタンクの上で小躍りしはじめた。

「やばいよやばいよ」「おちちゃう〜」
「あっ〜タイトコーナーがやってきた・・・」

しかしクラッチを握る左手はX-500を押さえるので精一杯。スピード落としてるろろろろろコーナーリングするかそのままつっこむかそれともX-500から手を離すかうーんとなやんだ。がもう遅いコーナー入り口だ。
「え〜いこうなりゃノンクラシフトダウンだ〜」
慎重に回転数をあわせてクラッチ抜きでシフトダウンだ。
探れエンジンの雄叫びを。エンジンとリンクするんだ。それっ
ガクン
(3速)
「よーし下りたぞうまいぞ俺!もういっちょ!」
ガクン
(2速)ガク(ニュートラル)
「えっ?のほーこんな時にニュートラルにはいっちゃうの〜なんでじゃじゃやや〜」
遠心力のバランスを失った僕たちだったがなんとかコーナーのガードレールすれすれでコーナー離脱。結局片手運転で更に10分格闘後自販機ピットに滑り込む。

改良バイクDEカメラ

予想以上の不安定な固定状態に自動販売機ピットストップしながらちょと考える。不安定なのは要するに遠心力によるモーメントがミニ三脚にかかり引き抜きの力が派生するのとギャップによる垂直方向の力の制御ができていない。垂直方向にもう少し補強が必要ということだ。そこでバイク荷台の固定用のネットを駆り出す事に決定。従来のやり方で固定した後その上からネットをかぶせる。さあこれでどうだ。
走り出すパブサーN氏に付きそう様に続き僕も発進!軽いコーナーをすり抜け本道を外れ舗装された山道に入る。早速とばかりに山間を抜けるこの道はタイトなカーブが入り口から始まる。カーブを曲がりながらカメラの状態を確認する。しかし今度は成功ぽい。コーナーどころか少々のギャップでもびくともしていない。早速パブサーN氏のバイクがクリッピングポイントを押さえる場面を狙い撮影開始。コーナー内に滑り込み左手はカメラの上。アクセルでパーシャルレンジを保ちながら「カシュ」「カリコリカリ」「カシュ」と2枚ほど撮影したがいい感じだ。いける。この後も色々試しながら結局36枚撮り3本もとってしまった。 この後気付く失敗もしらずに・・・

バイクDEカメラでの失敗

バイクに乗って枚数撮ってみたんだけど実はかなり失敗だったのだ。まず一つはかなりあるんだけど写真を見てみると

絵がしれーじゃん!!

(訳:写真が白いではないか!!)

レプリカタイプのカウルを持つ僕のバイクではカメラの前にカウル越しになってしまう。既に89年式のバイクのカウルは既に風化が始まりしろっぽくなってしまってる。しかもだ・・・このアングルだとメーターまで入ってしまうのはいいのだけど・・・

メーターがぼけてんじゃん!!

(パンフォーカスはマクロじゃない)
当たり前と言えばあたりまえ。しかもその部分だけ白くならないからよけいに被写体が白く見えてしまってる。ああ悲しくも僕にとっては失敗作だ。よしちょっとノーファインダーでアングルを調整して・・・・とりなおしてみると・・・

 

縁がみえてんじゃ〜ん

ああああなんとも緊張感のないさえない絵だ・・・

最後に色々やってみるとやっぱりオンボードカメラの域を超えられないとわかりました。しかもこっちは静止画だしいまいち臨場感が・・・。しかも28mmの画角はかなり相手に近づかないとちっちゃく写ってしまう。どうせなら50mm位でねらえるとかなり楽しいかも。メットのバイザーにだいたいのフレーム書き込み狙って作業なんて・・・と思ってると。ムッシュM氏からメールが入った。

膝にカメラくっつけて撮ってるやつがいた

(路面との距離が近づく上に前輪がフレーミングされるというおまけ?付き。)

なんてことだまだまだ奥は深そうだ・・・上(?)には上がいるもんだ。確かにそっちの方がいい感じっぽいぞ・・・で・・・どうやって固定するんだろう。膝に・・・ききわすれた・・・。

-2002.06.29