F4くん建築写真に挑む
         with Nikon F4

 

 

僕がカメラを始めた理由の一つに、(いくつあるんだか・・・)「建築写真」があります。自分で設計した建物の写真を自分の観点で撮影したいと思ったからで・・・で先日、ある住宅が完成しました。早速今までの修行の成果を試してみます。

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建築写真

建築写真は部屋の内観写真などは引きが無い分普通の広角レンズ28mmや24mmではお話になりません。その上輪郭や線を手前から奥までシャープに撮るとなると、かなり絞り込んで撮影するため三脚装備は必須。さらに照明によるホワイトバランスも考えると条件はかなりシビアとなります。とここまでが常識的な範囲の撮影方法であります。せめて半日ぐらい掛けてじっくり撮りたいのですが実はそうはいきません。許容時間は2時間。今回は三脚はあきらめます。こんな僕でも知恵と勇気とF4くんでなんとか撮れないか・・・な

F4装備

主装備は
Nikon F4
+ Tokina AT-X235AF PRO (20-35mm f2.8)
+ 富士フイルムネガISO400であります。
建築写真では普通写真に縦パースがかかるのを嫌います。内観写真の場合は部屋の天井から床までの高さ2.4Mとしたら1.2Mの位置にカメラを用意し水平に設置するのが理想となります。 所が僕は結構水平音痴です。気を少しでも抜くとすぐ傾いています。三脚と水平器でと言いたいところですが今回はそうはいきません。
撮り始めて改めて思うのでしたが三脚は必要ですね。1.2Mと言う高さにカメラを設定しようとすると、手足がプルプルもんです。フィルムをネガISO400にしてたちまち正解です。案外ピントが迷うF4+AT-X235AF PROの組み合わせ。もちろん普通に撮るなら問題ないんだけど今回のようにコントラストの差がなかったりするとやぱり迷う。結局MFで撮影しました。 ドタバタと撮影を終え現像そしてスキャンしてみると・・・・あらららら。やっぱり水平は狂うは湾曲してるは露光が足らないと・・・とほほ。とはいえこんな事ぐらいでへこたれません。

画像処理

・・・・・そこで登場画像処理ソフト「PHOTO SHOP」
このソフトは 老舗の画像処理ソフト。が使い勝手は他の画像処理ソフトとくらべ、かなり悪いので結構敬遠されがちです。でもですね機能はてんこもり満載でこれがないとつらいっす。僕のやり方として
1.スキャン時のゴミ除去・・・スタンプツール
2.水平異常・・・画像回転
3.パース修正・・・変形
4.湾曲修正・・・球面フィルター
5.露出補正・・・レベル補正
6.シャープさ欲しいときは・・・シャープフィルター[輪郭のみ]
これだけすればかなり見栄えの整った建築写真の完成です。

完成写真

行程1.3.5を実行してみました。

うーんこれはどんなもんか

画像処理までしてしまうとかなりイメージがかわってしまいますね。その分修正率も高いってことなんでしょうけど。やっぱりしっかり三脚を用意して撮りたかったですね。でも本当に一生懸命撮りました。写真勉強してよかったなぁ本当によかったなあ。ありがとうF4くん。お疲れ様でした。

-2004.11.01