Nikon デジタルDの調べ
         about Nikon D100

 

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Nikon デジタルDの調べ

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世の中にはすごい物はあるものがあるんだなぁ。と驚嘆した今回のお話は、僕が先日あのNikonの至高の逸品デジタル一眼レフカメラNikon D1D100に出会ったお話。僕はいままでNikonのデジタル物には努めて触れないように触れないようにしてきた。だから大好きなのびーさんのHPのD100の記事も読まずに我慢してきた。 どう聞いても奴らは僕にとっては発病を促す要注意物と認識してきたからだ。だがこんな形でお会いすることになろうとは・・・

群雄割拠

ある日僕は馴染みのバイク屋に行った。「毎度〜」そんなに最近訪れてなかったが馴染みならではの定型文でおじゃました。店内には客人が来店中。そのひとと親しげに話していた社長が僕を見つけるなり「おぅ!みせてもらえーや」と。「え?何?を?」。

話している足下より黒いバカ(失礼)でかいカメラバックが現れる。そのバックの持ち主であろうその方がバックを開くと出てくるは出てくるは宝の山山々日本アルプスでヨーリョレイホ〜♪なのだ。そこのきちゃなげなテーブル(失礼)に並んだ物は

 第1のコース Nikon F5くん
 第2のコース Nikon D1くん
 第3のコース Nikon D100くん

なんて事だこんな所でこんな武将達にお出迎えを受けようとは。群雄割拠とはまさにこのことだ。僕はあまりの意外な出来事にアタフタしていると・・・「自由にシャッター切っていいよ」とF5にAF-S Zoom Nikkor ED 17〜35mm F2.8D(IF)をつけて渡してくれた。 推定2kgのセットである。実のところF4くんがあるので変な味を覚えまいとこの3体のボディにはいままでほとんどさわった事がなかったのだ。こんな形でお会いすることになろうとは思いも寄らないので「お嬢様とコンパ」に出席した中年オヤジのように妙な緊張と興奮が入り交じり舞い上がり症候群でファインダーを覗く僕はメガネが曇ってたりする。お次はD1にAF VR Zoom Nikkor ED 80〜400mm F4.5〜5.6D の約2.5kgのセット・・・D100にAF-S Zoom Nikkor ED 17〜35mm F2.8D(IF)のセット・・・

許容を超える物たち

・・・ああなんて僕は小さな人間なのだ。落ち着いて考えてみろ。僕は曲がりなりにもNikon一桁カメラ「F4」を取り扱うカメラフリークのはずだ。ここは少しでも気の利いたコメントなり出ようというものだ。ではひとつ

「F5ってかっこいいなあ」
「AF−Sって静かではやいなあああ」
「D100って結構ちゃちくないぞ」

「D1ってすんごいなーなんだか・・・」

おい。どういうことだ何でこんな当たり前のコメントしかでない。考えてみろこのセット総額280万円らしいのだぞ。それを前にしてなんてちゃちいコメントしかつけれないのだ。もう少しがんばれ。
「D100欲しいな〜」

だめだ〜。要するに目の前にある物が僕の範疇を超えた物だけに表現の似合うボキャブラリーが育成していないのだ。そのため表現しようがないという何とも情けない状況に加え、色々な意味での価値観と欲望の重量感に押しつぶされそうになっている。掌と額には滝のように汗が流れ眼は余裕のない微震道をしていた。結局その場では「すごいですね〜。」連発でろくなお話もできずあまりにも情けない。


「D100がすごく使えておすすめだよ、きれいだし軽いしコンパクト。買うときはちゃちいかなと思ったんだけど使ってみると全然問題ないんだ。はっきり言って一番のおすすめですね。それにくらべD1はちょっと重すぎるかな。電池の持ちもD1の方が圧倒的に悪いからD100の方が楽だね。絵の綺麗さは晴天で外撮影なら間違いなくD100の方に軍配があがるよ。でも少し専門的だったり暗くなったりするとやっぱりD1の出番だね。アタリはやっぱりD1の方がいいね。でもデジタルって所が失敗をかなり防いでくれる。背面ディスプレイでいつも構図を必ずチェックするんだけどやっぱり微妙なニュアンスの比較が出来て取り直し出来る所が一歩進むことになるね。これが出来るだけでも価値があると思うよ。」

もちろん持ち主さまのお言葉である。あえて僕の思うことは・・・

「さすがD1もD100も使い勝手からフィーリングもこれでもかと言うくらい立派な一眼レフカメラだった。新しい時代の幕開けと感じてもいいくらいの衝撃インプレッションだった。しかもフィルムレスというレガシーフリーな環境はかなりうらやましい。これが安価で手に入るようになるとますます巷のカメラ屋さんは現像のお仕事が少なくなりそうだ・・・」

-2003.5.1