MotoGPへ行くぜ!
         with Nikon F4

 

 

 

 

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MotoGPへ行くぜ!

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すんごく4月7日が来るのを「まだなのか〜」と楽しみにしているのだ。なぜならFIMロードレース世界選手権シリーズ (通称:MotoGP)第1戦 鈴鹿に観戦ツアー予定なのだ。かれこれ前回(8時間耐久レース)以来ボクが鈴鹿にいくのは十何年ぶりだろう。こんな事ならPS2でMotoGPやっとけば良かったぜ。でも今年のMotoGPはいよいよ各メーカーが4スト投入の構造改革から始まる。ああ想像を超えた990ccのピークパワー200オーバー最新最速レースがいよいよ見れるのだ。で、やっぱり愛しき相棒NikonF4の登場予定。いきなりの大舞台だけど・・・長いレンズは「AF-ZOOM 70-210mm f4」しかないぞ。絶対足りないんだろうな。どうしよう。このさいテレコン買うべきだろうか・・・。って思えども今のボクの財布じゃ・・・。

鈴鹿用レンズ

MotoGPにせっかく行くのだからそれなりに気合いを入れようと思いなおす。だけど手持ちのAFZoom70-210mmf4では少々短いかも。最近HPを開いたムッシュM氏よりメールがやってきた。M氏の経験からISO100ぐらいで晴れだと1/500&f8-11位で行けるみたい。サンキューであります。そこでテレコンについてちょっと勉強してみる。Nikonから色々なタイプが出ているけどTC-14AS -14BS -16AS -201S -20E・・・ああん何がなんだか訳わかんない。Tokina製って手もあるみたいだし。ただf値が5.6越えるとAFは動作しないみたい。じゃあどれだっていいや。(そうじゃないだろう)だけど要するにx2のテレコンならf値もx2になるはず。だからボクのズームだとx2でf8くらいは行ける算段が立つ・・・f8ぐらいに絞れば(必然的)蹴られも出なくなるみたいだし。あとは200mm対応かどうかだ。ああ急に決まったとは言えもう少し時間があればな。なあんて考えながら「第1回から8時間耐久レースに行ったりルマン24時間耐久なんかも撮ってきたぜ」とおっしゃる会社のオークショナーW氏に「何か貸して」と相談すると。「じゃあテレコンあるよ」「ほんと」「TC-200だけど」「何でもいいです貸して〜」っとなりました。でTC-200って一体どんなテレコンなの?

TC-200って一体?

オークショナーオークショナーW氏が「ほれ」と手渡してくれたテレコンバーターにはTC-200って書いてある。で・・・ネット上で検索しても大した資料が無い・・・解ったのは「200mmより短い焦点距離のレンズ用」「2倍」・・・これだけ。そこで読めもしないジャパニーズじゃないホームページを辿ると「TC-201 が AIS タイプである、と同時に、 TC-200 が AI ‐タイプであるということを除けば、僕は、 TC-200 が TC-201 と視覚的に同じであると考える。」「これは、ほとんど AI タイプの全ての Nikkor レンズを使って働く 2x テレ‐コンバータである、または、より新しく、そして、レンズ 300mm より短い ) のために使用することを意図している。」(某ソフト訳) 要するに TC-200はTC-201とほぼ同じで300mmより短いレンズでなら使えるよってこと?300mm?どっちが本当なんじゃい。本当に付くのか手持ちのズームレンズ(AF-ZOOM70-210mmf4)に?でも大丈夫じゃない。たぶん。で・・・それより心配なのはお天気様。どうやら悪そうだぞ。カッパゴミ袋ガムテープ星人にならんといかんかも。ってバイクに乗りながらカメラを構えたボクも雨で撮影したことないんだよなボク。壊れないかなF4くん。

鈴鹿の朝

4月7日MotoGP決勝当日とうとうやってきたのだ鈴鹿サーキット。とはえ着いたのは夜中2時過ぎでなんにも見えない。とりあえず車をすし詰め状態の臨時駐車場に入れ朝を待つのだ。乗り合わせで来てるので車中で缶ビールを片手に軽い宴会後しばしの睡眠。


ボクは鈴鹿サーキットのシケインにいる。コースの内側で人の揺れるスタンドを正面に見ながらプロカメラマンと肩をすりあわせ三脚にF4を乗せて英雄の登場を待ちわびているのだ。スタンドの歓声が130Rより押し寄せてくるのを肌で感じる。すると廻りのカメラマン達の空気が一瞬に変わる「来る!」あわててF4に顔を寄せ弾けそうな胸の鼓動を抑えながらボクはファインダーの世界に閉じこもる。「きたっ!カトちゃんだ」。え・・なんで、でもどう見てもおなじみの格好をした加藤茶氏がスーパーカブに・・・。


ボクは変な夢で雨の降りしきる鈴鹿の朝を目覚めた。

MotoGP Start!

4月初旬、普通なら春一番の快晴とコース脇の桜満開のWGP第1戦なはず・・・だけど今年はみなさんもご存じの通り桜前線はとうのむかしにこの鈴鹿も過ぎ去りそして雨雨雨。波乱はレースにも飛び火したようにクラッシュシーンを含みながらも125cc/250ccクラスも終わった。いよいよメインレースのMotoGPクラス決勝。ボクは車速が遅って理由だけでシケイン廻りの観客席で(シケイン正面スタンドはパスポートが違うので入れ無いの)雨に打たれながらNikon F4にTamron SP 500mm を手に待っている。

第2予選で去年のGP500クラスL.カピロッシしか出せなかったラップタイム2分4秒台を上位8人がマークする大混戦のなか決勝スターティンググリットはV.ロッシ(RC211V)、L.カピロッシ(NSR500)、伊藤 真一(RC211V)となんとホンダ勢がトップ3を固めている。さあいよいよ新制MotoGP第1戦決勝の幕開けだぁ!シグナルが点灯。全車一斉にスタート。\(^^\)(/^^)/ 。おおおっまず抜け出したのはワイルドカード参戦全日本SBチャンピオン梁明(りょう あきら)だ〜。梁明(SUZUKI GSV-R)はVロッシ(HONDA RC211V)に追走されるも立ち上がりの延びがいい。その後ろで5、6位を荒そう2スト阿部典史(YAMAHA)VS4スト宇川 徹(HONDA)の争い。だが見た目ウエットコンディションも助けてかレース全体で2スト勢を明らかに4スト勢が抑えかけている。宇川のマシンは阿部に猛追状態で毎周目が放せない。う・か・わ!う・か・わ!行け〜!どうした加藤大治郎スタート失敗後もペースが上がって無いぞがんばれ\(^O^)/。・・・あれっ何か忘れてる様な・・・。

難関鈴鹿サーキット

実は会社のオークショナーW氏のご厚意でTC-200とTamron SP 500mmを借りてきたんだけど、125ccと250ccのレース中色々撮れるアングルを探していた。・・・シケイン廻りスタンドの状況では

A地点 一番バイクに近い位置。だけど2重のフェンスの網網攻撃に遭ってまともに撮れない。ましてやこんな所で立ってると後ろの席からクレームあり。
B地点 やっぱり網網攻撃に遭ってしまう上に座って撮らないとやっぱりクレーム物。前の人の傘をかいくぐりながらってのも至難の業。
C地点 立ってカメラを構えられフェンス攻撃にも遭わないしスペースも案外ある。しかしバイクまでかなり遠すぎてバイクがありんこ状態。
D地点 パスポートがない場合はこの位置からになる。鉄格子の隙間からは覗けるけど大概前に立って見る観戦者がいる。ここからの撮影は脚立とかなりの望遠レンズが必要。

やっぱり失敗

来てるぞ来てるぞホンダ通算500勝プレゼンターV.ロッシがトップの梁明の背後にいつ顔を出そうかとぴったり着いているぞ〜。今まで梁明の走りを知り尽くししゃぶり尽くしていたのかV.ロッシ。さあ来たぞ来たぞ〜抜いたー抜いたー。何故おまえはロッシなのにゼッケンが46なんだ〜。トップが33梁明の青が46ロッシに塗り変わった〜。

夢中になってる場合じゃないしかしいくらカメラ構えにくいとは言え撮らないと・・・って。で経験したこともない超望遠を雨の中で振り回すと・・・こんな事になるのです。
教訓:信じるな俺の腕と俺の感