自慢のスキャナーGT-9700F−使ってみると |
フィルムスキャナーと言う分野があると言うことはフラットベットスキャナーでのフィルムのスキャンには廉価版のイメージがあります。最大理由としては「スキャンする際のフィルムに当てる透過光の量が少ない」って事の様なのだ(たぶん)。GT−9700Fの場合はどうやらα-Hyper CCDなる技術できめ細かに読みとってその差をカバーする案配らしい。実際かなりの水準で読みとり出来ちゃってる。さあとうとう(やっと)出番ですスキャナー様。感動のご対面であります。透過原稿ユニットを一体化してリデザインされたフォルムは今までのフラットベットスキャナーには無いような白黒ナマズの様な風貌はなにか今までの奴らとはちょいと違うぞって感じをかもしだしていると思うんだけど。 |
やってみる |
はてさてようやく憧れのGT−9700Fのお味拝見と参ります。 そこでこれ以降は手持ちのポジフィルムで取り込みにはエプソンからのTWAIN5を使用することを前提にお話は進めていきますね。 |
秀逸なスライド挿入方式フィルムホルダー |
FS-1300WINの場合はフィルムをホルダーがサンドイッチ状態で固定する様になっていた。ホルダーにはコマごとに窓があってそれに合わせる様に位置調整しなきゃいけない。そういう意味じゃフィルムの固定方法がGT-9700Fの方が簡単。FSのようにトレイでサンドイッチ状態で固定しないでトレイにするっと差し込めばそれでOKの簡単構造なのだ。くるっと巻き気味のフィルムだって簡単だ。よって「楽点+1」 |
TWAIN ver5.5 〜自動化の善し悪し |
FS1300のTWAIN1.11J(Windows98SE/2000以降未対応なのはかなり悲しい)はかなり操作画面がファニーだった。そこが妙にファミリー感覚でつらかったけどGT−9700Fに付いてきたTWAIN5は違う。特に格好いいわけでもないんだけどシンプルであれば飽きもこないからいいです。 こういう写真の場合「環境設定」ボタンを押しプレビューのタグで「透過原稿ユニット選択時、サムネイルを表示」にチェックを消し再度プレビュー。すると12コマ分の全体画面が出てくる。でもあまりに小さい画像な為境界識別できないからさらに範囲を絞り込みプレビュー。そして手動でトレミング範囲指定してやらなければならない。これはかなりめんどくさく時間が掛かる。FSの倍の作業時間だ。さらに別のコマに移動する際にもまた12コマプレビューをしなければいけない。これでFSの3倍の作業時間になっちゃう。せめて履歴ででも残しておいてくれて12コマ分画面に「戻る」ぐらいできればいいのにまったくいけずなのだ。夜景や夕景が好きな僕にはかなりマイナスポイントだ。というわけで「楽点−3」とはいえFSで2コマプレビューする時間ぐらいで12コマ分プレビュー出来るんだから早いは早いんだけどなんだかパワーに物を言わせて・・・って感じ。 |
で・・・ |
結局「楽点+3」と言う結果に・・・(不明確な)とは言え感覚でFS-1300WINよりは取り込みスピードも作業の手間も1/3ぐらいになっていると思います。だっていつも一晩で2本が精一杯なのに6本ぐらいなら何とかがんばれる。とにもかくにもよかったよかった。 -2001.11.5 |