妹の結婚式撮影
         with Nikon F4

 

 

 

 

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妹の結婚式撮影

実は僕が岐阜に居るのも決してオフ会紛いな事をするためだけでなくて、F4くんが居るのももう一つ訳有りまして、実は僕の妹の結婚式に出席の為の来岐阜なのです。今まで友人の結婚式で散々な撮影失敗披露をしてきた僕もそろそろ普通にF4くんを乗りこなす様になれたかの試験のつもりでがんばりたいと・・・ハイ。

フィルムがない

所がどっこい最初から波乱含みで大汗をかいてしまいました。僕は今もう結婚式場の前に居る。手元にはプロビア100Fが一本だけ・・・実は余りにも余裕のない移動スケジュールで「途中で・・・」なんて思っていたら旅館に着いちゃってた・・・そう何とも初歩的にもフィルム購入が出来なかったのだ。(昨日のオフ会の時にかっとけばこんな事には・・・)更に全く土地勘の無い僕にはただ手当たり次第歩き回るしかない。かなりかなり歩いた所にやっと写真屋さん発見しなんとかフジのISO400のネガフィルムをゲットした。(冷や冷やだ・・・)。 

暇をもてあそぶ

さて親族一同は控え室に通され僕はF4くんを取り出しフィルムを装填する。でも何かいつもの結婚式と違う・・・。そういつもならこの時間帯は久しぶりに会う友人と近況話でわいわいやっているから暇じゃないのだが、今は神妙な面もちをした親二人と騒ぎまくる子供達・・・ひ・・ひまだ・・・。と言うことでパシャパシャ・・・おっ偶には親父達もパシャパシャ・・・花嫁が控え室にやってきたぞ・・・パシャパシャ・・・おや妹の友達達がやってきた。かわいーぞ・・・パシャパシャパシャ・・・・・・・「お兄さんカメラ凄いですね」・・・う〜ん更に嬉しいお言葉・・・え〜い撮っちゃう。ん何やってんだ俺。結局これで手持ちのフィルムの1/3を消費してしまうのである。

本物と偽物

とうとう結婚式が始まる。プロの若いカメラマンがいるようだ。・・・よく見るとF4を2台持ちしているそれぞれのF4に AF 70-200 f 2.8を付けたF4を方から下げAF 28-70 f 2.8が付いたF4を神聖な祭壇の上で手持ち撮影している。その構える姿は背筋がピンと伸び本当に格好いい。ああ理想型だ・・・。披露宴中には彼にAT-X270AFのフードカバーまで拾って頂きなんとも・・・まだそのカメラマンの撮影した写真を見たわけではないけどかなり良いぞと思わざる得ない。僕と言えば同じF4を構えるのが少々恥ずかしくなってきた。

さて偽物カメラマンの僕はと言うとしきりに本物を見ながら真似してみようと本物がフラッシュを立てれば僕も立て寄ってみれば寄ってみる・・・しかしこんな事してると毎回シャッターチャンスが遅れまくる・・・。同じ物を追ってもしかたがないので辺りの小物や子供を撮ったり綺麗な友達達を撮ったり親たちの中休みシーンを隠れながら撮ってみたりととってもイレギュラーなシーンを追い求めたりと気が付けばドタバタとうるさいカメラおやじになってしまった。(またか・・・)FE2くんも連れてきているのでフジのプロビアを詰め込み50mmf1.4でセカンドカメラになってもらう。結構これが使い勝手がよくってノンフラッシュ手持ちでパンパン撮れた。

AiAF Nikkor 85mm f 1.8S

今回もあの魅力的なレンズAF 85mmf1.8が手元にある。昨日のオフ会の時にアナーキーA氏に借りたのだ。以前アナーキーA氏の結婚式の際にあまりのレンズの魅力にとりつかれ失敗例を大量に放出してしまったあのレンズだ。85mmの焦点距離とf1.8と言う明るさは「室内宴会レンズ」「ポートレートレンズ」という印象が一般的。まさにその名に恥じない働きをしてくれる・・・はず(腕次第)。でも手持ちでノンフラッシュ撮影での雰囲気がとってもお気に入りなので重宝するレンズだと思う。でも・・・出番と言えばこんな時ぐらいしか・・・無いような・・・普通は50mmf1.4でもOKかもしれないけど。

・・・で

撮影していて思った事がある。変に気を使ってしまい人に寄れないのだ。普段風景スナップばっかり撮っている報いかもしれない。これでは良い写真は撮れない。先日ムッシュM氏よりメールが届きそれによると「月1でモデル撮影」しているらしい。う〜ん僕も人を撮ってみたくなってきたぞ。う〜んこまったこまった。

-2001.6.20