壊れるモノ達へ

 

 

 

 

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壊れるモノ達へ

僕はカメラと言う物の寿命はとても長い印象を持っている。それはただ単に親父のカメラSR−1が20年以上越えた今でも健在な所に植え付けられただけなのだが中古カメラ屋に行けばさらに古いカメラが陳列しているのも確かだ。しかし最近のカメラはどうだろう30年後にやっぱり中古カメラ屋に並んでいるのだろうか?家電製品はどうだろう?質屋に見られる家電製品を眺めていると今の家電製品のリサイクル限界年数はせめて5・6年落ちのモデルの様になる気がする。

最近家の家電製品が次々と故障していく。確かに5・6年というのはある程度の寿命を迎える少し前の時期なのかもしれないが非常にやるせない気持ちがあるのも確かだ。その中でも我が家に大打撃を与えたのは生活必要家電製品の一つ冷蔵庫の故障※1だ。故障の原因は心臓部コンプレッサーの故障だったが冷蔵庫というのはよく「うちのは25年モノ」などとよく話を聞き簡単には壊れないイメージがあったのに7年間しかもたなかった。いくら「最近は安いのがありますからね・・・」なんて言われても・・・。

このような家電故障は色々な問題になる。例えば誰が知っていただろうか。録画用の手持ちビデオのヘッド再生耐力が普通のビデオデッキの半分だとかバッテリーの寿命が妙に短いだとか・・・こんなモノ撮ったら見るにきまってんじゃん。結局再生用のビデオデッキがいるわけじゃん。そんなこと経験しなきゃわかんねーじゃん。しかしそんなことよりもっと切実なのはCD※2だ。発売当初「針と触れないから半永久保存」などと当時触れ回っていたが最近になって寿命があると・・・読売新聞記事によるとCDの寿命は20年だって。それじゃ今撮ったデジカメの写真とかは最大20年の命だってのかい?。パソコンの中のハードディスクの寿命は5年持てば良い方で使用頻度や環境また個体差によって1年でクラッシュする事すらある。どうするんだ!あんなにデジカメ※3売っといてCD−Rをもってて20年なけりゃ良くて5・6年しかデータ持たないぞ。撮った写真が懐かしくなる前に消えるじゃねーか。

-1999.06

で・・・

こんな事を打開するには是非とも各メーカーさんには「故障センサー(宇宙戦艦ヤマト編)」を付けていただきたい。壊れる前に「古代艦長もう波動エンジンが持たんぞ。」となんぞ徳川機関長ばりに一言いってくれればバックアップだってしようってもんだ。ついでに「○○故障!修理費○○円。」などとアナライザーばりに言ってくれると下手に焦らずに済む。これだけではメーカーも大変なので「新発売○○商品 ○○円」など森 雪ばりに後継新製品の宣伝文句も入れることを許可する。(←そんな先のことわかるかい!)

しかしそんなことにはならないだろうから(←あたりまえだ)どれを買ってもいつ壊れるか解らない電化製品による保存には少しも信頼感が無くなってくる。(大切にツマが取って置いた2年モノのジュースや冷凍食品もパーになった<(゜▽゜;)>)。いくら「便利」「経済的」といえどデジカメに永久保存の言葉は今のところ全く皆無だ!それでもデジタルデータは果たして「保存記録用」といえるのか!デジカメやパソコンにより進化の一途と思いながらも気が付けば保存期間は大幅に退化しているではないか。

やっぱり写真の一番の保存方法はネガやポジにてしっかり保存が前提条件だ!

銀塩写真よ!
おまえの実力を認める時代はきっとくる。

よって次回は偏見の固まりとなった僕の銀塩写真とパソコンを使った僕なりのお付き合いの仕方のお話の予定。

あに〜!ここまでが前置きかい!凸(T_T#)

ひ〜<(゜▽゜;)>。ご勘弁を御代官様〜。

-2000.11.2

勝手な補足

※1 冷蔵庫の寿命 修理に来た人に迷惑にも色々聞いていると最近の「省エネ」「省スペース」「大容量」の売り文句をうけてここ10年で軒並みコンプレッサーは大型のピストン方式から小型で効率の良いのロータリー方式に変更されたそうだ。しかしこいつの寿命が少し不安定で持って15年でほとんどが10年くらいで何らかの故障が現れやすいらしい。それに比べ昔のピストン式のコンプレッサーは比較的寿命が長く25年経っても平気な事がよくあるらしい。サポートは我が家の冷蔵庫のメーカーの場合は保証5年パーツ交換可能年数は9年となっているので実質有償であろうと10年越えた後での修理は不可能なのだ。なら最初から「寿命半分」とも宣伝しやがれ!(そんな無茶な・・・)いくら「省エネ」で電気代が下がったとしても消費者の方はやってられない。「てめーらの製品が安くなってるのは寿命が短くしてるからじゃねーのか?10年経って壊れるモノばかりだと保証しなくて良いメーカーはいいけど家電製品共々10年ではいさようならでは新婚新生活の門出を出発する新婚夫婦なんて10年後は目も当てられねーじゃないか。その度に家内電化製品一新なんて庶民の家計予算案には入ってねーつんだ!。

※2 CDの寿命の原因 半永久的と言われてきたが問題はCDのメディア自体に発覚CDの外側にコーティングされているポリカーボネイトの劣化が原因で記録部分のアルミニウムに腐食が起こり正常にデータを読み込めなくなってしまう。これじゃ高画質デジタル変換のフォトCDをもってしてもCDがだめになるのでは・・・意味が・・・

※3 デジカメ販売の矛盾話 先日あるパソコンショップで中年のおじさんに店員が「このプリンターがあればパソコン無しでも印刷出来るんですよ〜年賀状だってできます。」なんてパソコンも持っていないのにデジカメとプリンターを勧められて買っていた人がいた。確かに印刷は出来るだろう。でもどうするんだ!印刷コストの高いプリンター出力とデーター保存出来ない環境を揃えてどうしろってんだ販売店員よ!デジカメを使う意味があるのか?(年賀状の宛名書きはどうするんだ。(←いらぬお世話))「便利」「簡単」だけでなく「保存不可」とか「印刷コスト」「耐用年数」はどうした?おまえ本当に使ってみたのか?