お散歩カメラ購入計画 〜その壱〜
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お散歩カメラ購入計画 〜その壱〜

F4くんが僕の手元にやってきて早半年が経ってしまった。電池切れでアタフタしてみたり三脚の固定をちゃんとしなかった為にF4くんがガクンと傾きその勢いでレンズフードが谷底に落ちたこともあった。夜中無理矢理とりたい場所に行くため車を入れ込め田んぼにタイヤを取られたりと七転八倒ながら非常に楽しい生活を送っている。もちろんそんなおバカな想い出も行動も全てF4くんが毎回 僕を奮起させてくれるからでそれはこれからもまだまだ続きそうだ。

安直な僕の考えと大誤算

しかしそんなF4くんとの生活をしてみて唯一の最大の欠点はどこでも簡単に気軽に写真を撮れない事だ。そこで単純O型の 僕はダイエットをしてみた。カメラが重いなら体を軽くして行動範囲を広くしようと言う安直な考えだ。(体を鍛えろと言う話もあるが)お陰でここ2ヶ月間で僕の体重は今のところ86kgから78kgになり8kg減量した。行動範囲は広まり少し活動的なスタイルを取りやすくなった。しかし、カメラを構えようと意気込んでいる時にはいいのだが、「気軽に」とまではいかない。僕自身こんなに普段の行動中にカメラを構えたい場面があるとは思ってもみなかったのは大誤算だった。F4くんと共に行動していると今まで気にも止めていなかった物が妙に気になり始めてしまったのだ。近所の街角の古びた電柱の立つ細い路地などでのスナップからバイクツーリングや釣りのお供はたまた家族旅行の記念写真。これにはF4くんとのスタイルではちょっと問題が出てきた。しかし「本当のF4使いのプロならそんな甘いことを言わないぞF4が本当に好きならどこまでもどんな条件でも連れていけ。」・・・ごもっともである。しかし僕自身どころか周囲にまで異常なまでの主張をしてしまうF4くんの撮影スタイルは余りに重い。実際ある商店街でF4くんを構えると20m先にいたおばちゃんがまるで拳銃を突きつけられたかのようにビックリしてそそくさと去っていってしまったのだ。本当は構える前に一声掛けるべきなんだろうけどとってもおばさんに悪いことをした気分になりなんか犯罪者になった気持ちだった。

報い

さらにF4のあまりの性能に「気合い」と「正確性」に気を取られ良い意味での遊び感覚でカメラを構えられていない気がしている。きっと技術の固まらない初心者な 僕が最高級機F4を持った報いなんだろう。ここはもっと一緒に遊べるカメラを用意して自分を磨く必要がありそうだ。

なんやかんや言っても

色々講釈を垂れてしまったが結局は・・・
「お散歩カメラが欲しい」
のであります。

-2000.8.10