新開発カメラ固定器具「ぐにゃっと安定君 1号機」
         with minolta X-500

 

 

 

 

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お手軽固定器具「ぐにゃっと安定君1号機」

数年前から先日結婚したばかりの友人スチュアートT氏と一年に一度渓流にヤマメを釣りに行っている。大自然に包まれる気分はおバカな 僕を更におバカにさせるのだ。渓流釣りの格好は海と違い片手に竿をもち釣り道具をベストに詰め込み「ウェーダー」という上は胸から腰まである長ズボンを履いて川の中にじゃぶじゃぶと入りながら移動しながら釣るのが一般的らしい(今まではオカッパリだったけど・・・)。移動と言ってもごろごろと転がる岩の中や川の中をを這いずり回るので結構大変だ。端から見ると完全武装の魚屋さんみたいなその格好はとっても動きつらい上に蒸れて暑い!今回はそんな状態の上にカメラを持っていったおバカな 僕のお話だ。

釣りのお供

F4くん連れていってあげたいけど今回はさすがにとても無理。大型怪力F4くんはタイムボカンの主役メカ!タイムメカブトン(カブトムシ)なのだ迅速な行動が必要なこんな時にはタイムドタバッタン(バッタ)で出撃だ。と登場してくるのが 僕の場合別のページに書いたminolta X-500。プラスチックボヂィは非常に軽く幸い単焦点28mmf3.5と55mmf3.5マクロのコンビはコンパクトカメラを持たない 僕には最軽量の撮影機材だ!レンズ一本はベストのポッケに忍ばせ28mmを本体につけ首に掛けてベストで覆って釣りを楽しむ事にした。

フィルムはどうするのだ

一番最後まで悩んだのはフィルムだISO感度50のベルビアか100のプロビアか・・・今回の場合「釣り」がメインなので三脚なんて持っていけるはずもない。なら400のネガでも十分だった筈だ。でもあろう事か 僕はベルビアを選んでしまった。
流れるような清流の写真を川の中から色調豊かな撮影したいぞ!なんて思ったNDフィルターも持っていないチャレンジャー精神旺盛(意固地)な僕はシャッター速度の遅いほう遅いほうを目指してしまったんです。
しかしこのまま手持ち撮影ではあんまりにも無謀バカ丸出しなので一つ妙案を考えた。要はカメラを固定出来ればいいのである。そこであぶら粘土をビニールで二重に包んでそれをカメラと岩の間に挟み固定する作戦だ。これなら油粘土が濡れて川に油が浮くこともないしアングルも少しは自由になるだろう。コストも掛からず作成時間も5分で非常にお手軽だ!ただ非常にかっこわるいがここは我慢だ。
「ぐにゃっと安定君 1号機」の出来上がりだ。いざ出陣だ!

最悪

泡立つ川の流れに身をゆだねながらの渓流釣りは気持ちいい。落ちる木漏れ日と水面に反射した光のコントラストが川と木々達と 僕を一体化させてくれ垂らした竿の先にはトンボがこぞって休みにくる。ああなんて幸せなんだろう。片手にクーラーボックス更に片手に竿を持ち川を渡り歩く岩から岩へ

・・・どんがらがっしゃんじゃぱあ バッキイ

。 僕の淡い夢物語もここまでだった。ん!ちょっと待て今確かバッキイって音が・・・急いで身の回りをチェックしてみると僕の下で竿が

への字を書いている。・・・この場を借りてもう一度謝りたい ごめんねーT氏あなたの竿折っちゃった。結婚式の撮影大失敗の上にあなたの竿まで折ってしまった。こんな事にめげずにまた一緒にいってやってください。

ぐにゃっと安定君の活躍

さて「ぐにゃっと安定君 1号機」の活躍ぶりはというと・・・まずアングル調整などで次々と力が入ってしまい数回使うと岩肌で第一次保護膜が破壊。茂みで引っかけ第二保護膜も決壊・・・後は中身が水に濡れどろどろに・・・このままでは清流に油を浮かすことになるので即時撤退だ!
結局活躍ぶりとしては最初の5カットしか使用できなかった。後は僕自身が三脚になるしかなかった。

「ぐにゃっと安定君 1号機」大失敗だ!
 
こんな事ではめげてられない。次回は・・・
ん・・・なんか変。げっX-500のシューがない!

-2000.7.27