風景撮影の水平

僕は失敗談を書こうとネタを捻ってみるとある間違いに気付いた。当たり前だが「失敗」と思う写真を見ても「こうすればいい」が解らないのである。ここは他人の意見を聞くに限る。 アナーキーＡ氏に数枚の写真をメールで送り見てもらうことにした。（ずいぶん自分勝手だ。アナーキーＡ氏すまぬ。）その中の一枚に夕焼けの写真があった。「風景の水平は気にしたほうがいいよ。」という暖かい言葉にまじまじと写真を見てみると・・・た・たしかに一応気にして撮ってはいるつもりなんだけど実際は違っていた。そこでソフトを使って修正した物と見比べて実際に見比べてみることにした。

マウスカーソル重ねてね

マウスカーソルを写真の上に載せると修正後と絵が切り替わります。

修正した角度は左回り約１度それを９６％ぐらいにトレミングし４％拡大した画像です。写真に安定感が増した感じがします。

以外に・・・

以外に水平になっていないのにビックリした。（本当に気を使って撮影してんのか？）ゆっくり画面の端から端まで気を配りながら撮影したいものだ。後から考えてみるとＦ４にはあんまりかんけいないか・・・それより アナーキーＡ氏よ毎度毎度ありがとう。今後の成果を期待してくれ。

ここからは只の日記・・・

僕はＦ４くんを常に持ち歩くようになって行動が狂ってしまった。（前からだろ）「撮りたい」と思ったら最後で我を忘れ諸突猛進なのである。今回参考に使った写真の撮影時の身勝手な日記でカメラの虜になった 僕のバカさ加減をすこし公開してみる。

僕が一番勝手なの

僕は前から一度輪郭のはっきり解る真っ赤な夕陽を撮影したいという思いがある。単に撮りたいだけだが毎回タイミングを見事に逃している。そんなある日のことである。

ある休日我が愛すべき一家はデパートに買い物に来ていた。デパート内は大概撮影禁止の場合が多いのでＦ４くんは車の中にお留守番だ。買い物後一家みんなでアイスクリームをほうばり一家団欒の時を過ごしていた。その後屋外駐車場に上がった時の事である。駐車している他人の車が夕日によって何時になく真っ赤に染まっていた。ここまでは一般の家族行事の風景だろう。

そこで「撮りたい」と思ってしまった。しかし今は片手に買い物袋片手にベビーカーこの二つを放り出そう物なら我妻は怒り狂う事だろう。夫婦の仲には見えない秩序があるのだ。残念ながら今はタイミングも状況も悪すぎる。そそくさとと荷物と子供を車に乗せ素早く出発・・・・呉方面に向かう家路への道中右手の瀬戸内の上にはくっきりとした輪郭の真っ赤な夕焼け・・・

とうとう我慢できなくなってきた僕は「ちょっといいかな・・・写真撮ろうと思うんだけど」「あ・　あ〜いいよ。」まさに妻が天使の様に見える瞬間だ。こうなれば僕の心は既にＦ４くんの元に。あわてず焦らず車を止めれそうな場所まで移動・駐車・・・いよいよだ・・・運転席を降り構図を頭に描きながら後部座席のドアを開けつつチラッと夕焼けの様子を見るまだ真っ赤な夕陽はちゃんと見えている。座席の足下に有るＦ４くんをバックから取り出す。・・・もうすぐだ・・・Ｆ４くんを慎重に装着しながら構えてファインダーを覗いた・・・・・・・・・・・あれっ無い・・燃えるような赤を放つ丸い玉はどこにも見あたらない。遅かったのか・・・ああマジシャン（？）本当に刻々と変化し沈んでいく夕陽の撮影時間は短い。・・・・次・次回こそは・・・
　

-2000.4.28