F4を選んだ訳 その壱
         about Nikon F4

 

 

 

 

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F4を選んだ訳 その壱

然ではありますが私の手元に憧れのNikon F4があります。
前回使用したアナーキーA氏のF4をそのまま持ち帰った訳ではなくあまりの欲望の果てに空想の世界に行ってしまった訳でもありません。正真正銘僕のF4です。 今回はカメラを選んだ自己欲望判断基準を書きたいと思います。しかし欲望と達成感とですでにナチュラルハイになっているわたしの文面は間違いなく自己流のりのりうんちく文章に どこまで付いてこれるかはあなた次第。さらに独断と偏見による部分もあり読まれる方に多大なる不快感を与えるかもしれませんがどうぞご勘弁を・・・ではいってみよう!

理想のカメラ像

僕のカメラとしての魅力の一つとして「相棒」または「友達」なる考えが存在します。何時までもどこへでも変な注文でも私に付いてきてくれそうな何とも都合のいいカメラと言うのがテーマです。

・オートフォーカス
私の場合撮影のために行動する事がなかなか出来ない為時には移動中の車からも・・
大概の場合撮影時間がいつも短く腕のない私には便利な機能更に自由になる時間が夜の為暗闇の中でのノーフラッシュ撮影をする時もある。その場合ピントをあわせづらいのでフラッシュの補助光フォーカスが使いたい。

・メーカー修理可能カメラ
中古カメラの場合メーカー修理受付が終了したカメラも選択対象に入ってしまう買ってからすぐ壊れてしまった時にはメーカーへの修理依頼が出来る方が安心私自身どうも新品より中古の買い物が多いが理由として限られた運営資金内でいい物を望みすぎる為で「お金ない」−「いい物ほしい」と言う矛盾の解決?結果?

・かっこいい
私の場合気に入らない服はブランド物だろうがやっぱり着ない・・・(ブランド物なんていっこももってないけど)しかし何より「色あせしない」カメラデザインが最大のポイントです。後継機種が出たからといって機能でまけるのはかまいませんがかっこよさで負けるようであっては絶対にいけません。
 
・創作意欲
みてるだけでも撮影の思いにふけってしまうような刺激を与えてくれるようなカメラ

・いつまでも・・・
最近のパソコンのように壊れたり古くなったら買い換えやパーツの交換などで「消耗品」として扱われる物が大変多いが私はそれじゃいやなのです。もちろん「いい写真を便利に撮る」と言うので有ればその方が有利な場合が多いが大げさに言えば「使い捨て」はどうも愛着が薄い。私のカメラに対する興味を持続させるには「末永いつきあい」が心情でその為には各メーカーのサポート体制にも気を配らなければならないかもしれません。

カメラメーカーの選択肢

メラと言えばメーカーは国産から外物からいくつもメーカーがあります。僕の写真撮影技術程度ではしかしどのメーカーのカメラを使おうと いっこうに構わないぐらい綺麗に映ってしまうでしょう。しかしメーカー決定は実は非常に重要で各メーカーにはそれぞれ専用のマウント(レンズ取り付け部) とそのレンズ陣営が用意されている。その為一つメーカーを決めてしまうと他メーカーのカメラ本体にはレンズの利用がしにくい。万人がうまいと言うラーメン屋が数件あっても人によって「俺はこっちの方がうまい」などとこだわる物の場合「自分の店」を決めたがる。私も例に漏れず私なり「なじみの店」を決めたいと のぼせ上がりつつ廻りの経験深き意見者達から情報を集めてみた。

ロのカメラマンのスニーカーM氏はCanonを勧められ、常連アナーキーA氏や他の人からはNikonを勧められた。バイク屋の社長にはminoltaを勧められ中古カメラ屋巡りをしている時仲良くなったしらないおっちゃんにはPENTAXを勧められ会社のオークショナーW氏に言わせるとなんでもいいんじゃないん・・・やっぱり好みは人それぞれでそこに自分の理想をあてはめるわけにはいかない。各社それぞれ個性がありなかなか決めれない。また各社それぞれ秀逸なレンズを用意してあり色味に特徴があったりいろいろだ 何となく素人の僕が見た各社の印象(勝手な思いこみ・・)を書いてみることにします。

主な国内産3大メーカー達

Canon(読み方はキャノンでなくて"キヤノン"らしい)
もし僕がプロカメラマンで有れば間違いなく選択するメーカーでしょうね。EOSはあらゆる先端技術を駆使したいわゆる「ロボットカメラ」の印象。確実に仕事をこなす非常に賢いカメラで 任せて安心出来るのだ。しかし私の求めるのは「道具」より「相棒」なのである。「アムロのガンダム」より困ったことに「バビル2世のロプロス」・・・いや「ど根性がえるのぴょんきち」や 「はくしょん大魔王」のほうが失敗はあろう けれど楽しいほうが好みです。

minolta
僕自身同社製のSR-1から全てが始まった為落とせないメーカーなのであります。私にとってはとっても有り難い事なのが中古市場での価格は非常にリーズナブルでレンズ陣の少し派手な色味も大好き です。品数が他社より少し少な目なのは気に掛かる。しかしマニュアルフォーカス時代のカメラには ビンビンと伝わってくるのだがどうしても現行のAFカメラのアルファシリーズのカメラデザインに僕の触手が余り反応しないのが問題だ。

Nikon
太古から日本を代表するカメラメーカーである。ラインナップも各製品ごとに練り上げられた各個性能的な個性が見られる。その代表としてこのAF全盛時代に一部のユーザーの為にと言わんばかりのF3やFMなどのMF機をも未だ製品リストに並べている特異な存在 。

気になるサポートの違い

かし一つ気になることがある。前文にも少しふれたがサポートサービスについてである。実際カメラを購入しても故障時に1ユーザーの為にメーカーはどのくらいのサービスをしてくれるのだろう。私の場合はNiftyに正規Nikonサポートの電子会議室「ニコンステーション」が非常にお気に入りでここではユーザーとメーカーのやりとりが垣間見る事が出来 る。
 
ちろん他社にもサポート体制は有るはずだ けど私自身が一番アクセスしやすく知識の得やすい状況のサポート体制がNikonにあることはかなりポイントが高い。他のメーカーがAF機に変更する際にマウント形式を変更する中 で過去より継承するFマウントは未だ変わらず新レンズも過去のカメラに互換性をもたせているという魅力。その為過去のボディも現役のレンズで制限はあるが使用可能という見逃せない 魅力。もし過去(未来)のカメラを購入する事があったとしても現行のレンズはそれなりに堪能出来るだろうという魅力。まあ逆に甘い誘惑も多いのだけれど・・・

刷り込められていた記憶

分と過去の話になるが私が中学のとき友人にCanonとNikonの違いを説かれたことがある。当時の友人の熱意は覚えているが残念ながら当時全く興味のなかった 僕には彼の言った事の一部しか記憶に残らなかった。それは「Nikonは本体が金属だから丈夫でいいがCanonはプラスチックじゃけーの!!ちゃちいぜ!じゃけど のうCanonのオートフォーカスは本体にモーターが内蔵してるけんレンズは安くてしかも早いんじゃ。Nikonはレンズの方にについてんるんじゃ!だからこれが重いんだけどそれがまたいいんじゃ!」当時の 僕には意味はさっぱりであった。きっと彼は中学生の頃既にカメラに対して今の僕と同じ思いをいだいていたのだろう。

しかし彼が僕に伝えた事はそれだけではなかった。彼に出発した瞬間のスペースシャトルを縦位置で写されたNikonのカレンダーかポスターを見せられ た。その迫力と鮮明さに大変驚いた事を覚えている。入り組んだダクトから落ちる水蒸気の氷がはがれ落ちる姿もくっきり表現されていた。それ以来今までカメラに特別の興味を待たず来た 僕はそのときの事がすり込みになり未だ頭の中のスペースシャトルが消せないでいる。しかし僕にこの強烈なすり込みをした本人には残念ながら不幸にも会えなくなってしまった。おかげで余計にNikonと言うメーカーに妙な感情が入ってしまう のです。

出来ればもう一度その写真を見てみたいのですがもし文中の写真に心当たりがある方がいらしたら是非ご一報ください。

Nikonに決定

々とした取り留めのない文章をここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。さて、カメラメーカーは決まりました。しかし更にF4にたどり着くには数々のライバルが存在します。次回 「F4を選んだ訳 その弐」は機種絞り込みがテーマに。

-2000.3.23