憧れのF4
about Nikon F4
F4(えふよん)との初めての撮影 |
今日は2000年2月12日。僕は度々カメラでお世話になっているアナーキーA氏の結婚披露宴に出席することになった。更に披露宴開場で彼のF4
を借りて写真を撮ることになった。もちろん僕は謹んで・・・というより喜んでその申し出を受けた。話によると僕はサブサブさぶカメラマン(もちろん同性愛カメラマンということではありません)らしいので気負いの必要はないらしいのですが緊張のテンションは徐々にあがっていく。用意してくれた機材はF4
本体と単焦点28mm50mm85mmそしてフラッシュのSB−27 。しかしF4 は触ったぐらいしか経験が無く使い方すらわからない。フラッシュなんてどう設定すればいいやら。興味のあるカメラだけにカタログ上の知識はあれどあんなにたくさんのボタンのあるカメラをどうやって操作するんだ
。ましてや結婚式当日に受け取る為新郎アナーキーA氏には説明する時間もないだろう。しかたなく会社の上司オークショナーW氏に基本操作だけの10分間レクチャーを受けるが実際撮影も出来ずこのままでは猫に小判状態。 |
結婚披露宴開催中 |
ぷはー!ビールがうめえ。 今回の結婚式は彼の会社の方でNikon F5 のK氏がメインのカメラマンでしかも友人の中にもCanon F−1の元写真部のM氏がいる。どうやら親族の中にも専属カメラマンもいるようでした。実際行ってみるとカメラマンの数が半端ではなく各イベントの見せ場はほとんど結婚記者会見状態。なんでこんなにたくさんカメラマンがいるんだ・・・そんななかK氏はメインカメラのF5 を手に持ちサブカメラを首に掛け軽快にベストアングルをもとめ開場を風のように動き回っている。すらっとした姿勢で素早くフレーミングしたのち溜め1秒その後「カシュ!」リズムよく淡々と撮影をしている。 僕にとってはその姿がとてもかっこよく見え「撮影はこういう流れでするんだなあ」と勉強になりました。いつかあんな感じで撮影が出来るようになれるようにかんばろう。 しかし一つはっきりした事がありました。「写真撮影は非常に楽しいスポーツ」ということです。腕がなければどんなにいいカメラを使っても没作品ばかり。 |
F4の魅力に暴走 |
撮影は友人M氏にフラッシュの設定を確認してもらい85mmをメイン(ほとんど)に撮影してしまいました。僕はすっかり初体験の画角85mmのレンズの被写体がファインダーにスポッと収まる妙な魅力にとりつかれてしまい「普通の写真は他の人が撮るのだろうから」といいわけを自分の中で連呼しつつ友人のドアップを撮ったり開場にあった金色ハープや子供・・・と訳のわからない物ばかりを撮影しまるでおもちゃをもらった子供のように暴れまくり汗をかいてはビールを飲み本人一生懸命他人から見れば酔っぱらいの変なやつ。さらにF4
のシャッターの空気を切るような感触に感動しつつファインダーの見やすさに更に感動。大きなF4 の僕でも手ぶれしにくい心地よい重量感とグリップのよさにさらに感動。それではってんでノーフラッシュ撮影も試してみたり暴走・・・とついついアナーキーA氏の用意したフィルムをバンバカ無駄使いしてしまいました。結局アナーキーA氏の結婚披露宴撮影は
僕にとって「F4 を楽しく満喫し魅力でメロメロ大宴会」になってしまいました。 -2002.3.7 |