居酒屋「ほっときな」

ある寂れた商店街を歩いているとそこにポツリと居酒屋「ほっときな」と言う看板がある。私はそこの常連なのですが店にはカメラ大好きな人たちが集まり実に勝手な痴話話が展開しているのです。もしお時間がよろしければ貴方も一緒にどうですか?

のびーさんと忘年会2001 〜

今日は12月24日繁華街に行き交うカップルを後目に中僕はほっぺを真っ赤にしながらある飲み屋に急いでいた。そう毎度おなじみ(?)の居酒屋「ほっときな」なのだ。そんな僕は実はある重要人物と忘年会なのだ。

 

重要人物紹介
HomePage Creator with F4
のびー氏
ニコンF4と検索すればこの人の書いたホームページに当たりホームページを見ればニコンF4が欲しくなる。と言うメビウス現象を起こさせたおひと。氏の奏でる文章は蝶のように舞い蜂のように差す鋭い感性によって読んだ者に物欲の毒針にかけてしまう。もちろん私自身もその毒針に真っ向から立ち向かい体の芯にあつーい奴をもらってしまったことから氏とのお付き合いが始まった。そんな氏のあつーい奴をもらうには右のリンクを辿っていただきたい。・・・・(でももどってきてね)

熱いF4達のページ
ニコンF4とかとの日々

既に閉鎖してしまっているけどデーターは残っています。で今はこちらで活躍中

ホタルパーソナルをただ練習するだけのページ。プチ(またの名を「作者の近況」)

またあの男がやってきた

ろくろー

「まいど〜」

マスター

「おっ来ましたね。忘年会って聞きまして話題のいいとこ揃えときましたよ。まず今年のお目玉食材と言えばやっぱり牛。狂牛病で話題の牛のタタキから始まり安い割りに香りだけは国産に負けてない中国産の松茸の松茸ご飯にデザートはプリンパン。それを最近はやりのフィンガーフードばりに手で食べてもらう。これで今年一年を食い納めってすんぽうです。どうでしょう。」

ろくろー

「酒のみにきてんだよ。いいから普通でやり直しとくれよ。」

マスター

「なら出しません」

ろくろー

「喧嘩売ってる?」

マスター

「私の”年忘れメニュー”にケチつけ・・・」

ろくろー

ボカッ(ガラッ)

のびー

「あけましておめでとうございまーす!マスター、ろくろーさん本年も宜しくお願いします。え?まだ年明けてない?あれ?時計がちょっと少し進んでたかなぁ・・・。」

マスター

「いらっしゃい。のびーさん。」

ろくろー

「こんばんわ。こちらこそ来年もよろしくお願いしますね。マスターとりあえず生2ね後は任せるからさ。でもプリンパンはおことわりだけんね。」

理想 / 2=FM3A

ろくろー

「まあ忘年会なんでちょっと振り返ってみると今年のニコンって言えば僕は一番驚いたのはやっぱりFM3Aの発売だったですよ。まさかの発売にかなりびっくりしちゃったんですけどのびーさんはどうでした。」

のびー

「僕もですね。歌で例えるなら・・・」
(突然マイ・マイクを取り出す のびー)

ろくろー

「え?歌?あれマイクがポッケから・・・」

のびー

♪いつも夢見ていたよ、もし
君とキッスできたら、オレ
街中を逆立ちしながら、
LOVE LOVE I LOVE YOU
叫んでもいいぜ〜

(シブガキ隊「100%SOかもね!」より)

「・・・(コホン)分ります?」

ろくろー

「いいえ、さっぱり?」

のびー

「シブガキ隊といえば、80年代中期のスーパーアイドルですよ。こんなスゲエ彼らが、街中逆立ちして歩くだけで、超絶的に恥ずかしいのにその上「ラブ!ラブ!アイラブユー!!」となぜか英語で叫ぶんですよ。80年代、他にこんな恥ずかしい事はないです。これも、キスさせてくれるって事が絶対ありえないからこそ言えるセリフです。僕も丁度、シブガキ隊と同じ心境でした。」

ろくろー

「なるほどやっと解りました。のびーさんの発言は復活なんぞ考えてもいなかった訳ですね。じゃあ僕も一曲」

あんといな、出来たらいな・・・・

マスター

「やっぱりへただね歌」

ろくろー

「うるさい。いいから早くなんか持ってきてよ。まったく気が利かないんだから。あっすいません。」

のびー

「MFはシステムとして、できるだけ残して欲しいと思ってました。でもまさか新製品を出してくれるなんて、想像もしてませんでしたね。確かに、先回この店でも、自分のHPでも、さんざん新MFカメラだせだの、追針式を復活させろだの、言ってきました。でも、その背景には、今言った通り、<どうせ出っこないよ>っていうノリでした。ただ、さんざん出せ出せ言った以上は、僕ぁ買いますよ。FM3A。」

ろくろー

「やっぱり買っちゃうんですね。のびーさんは。でも前回にのびーさんのおっしゃった理想のカメラ像の条件の半分は用意された感がありますよね。」

のびー

「いやあ、参りました。ニコンに「R696 WORKBENCH」の愛読者が いるとは思ってもいませんでした。」

ろくろー

「まっさかそんな話聞いたことないっすよ。でも100%視野率は無理でも追針式のメーターの復活、マルチパターン測光はないけれど機械式と電子式のハイブリットシャッターとこのAF全盛時代にニコンはすごいですよね。風貌だってFEの様にグリップなしですしね。やっぱりのびーさんの理想を半分は叶えてますよ。」

のびー

「そうなんですよ、困った事に。 で、ちょっとFを彷彿させる頭もいいですし、なぜか写真より実物の方が数倍カッコいいですしね。今は予算がないし、新製品は1年くらいは待った方がいいって言うし。売上も好調らしいんで、当分なくならないでしょう。」

ろくろー

「本当に当分無くならないで欲しいですね。あいつは言えると思うんですよ。「ニコンが久々に一生モノのとして作った、そんなカメラ」ってね。でももしもう少し早くFM3Aの存在がわかっていれば・・・僕も手元のFE2がFM3Aになってたかもしれないんですけどね。」

のびー

「確かに、物事にはタイミングってぇモンがありますよね。(遠い目)」

ろくろー

「そうですよね〜(一緒に遠い目)」

MFの魅力

マスター

「ハイお待たせ生ビールね。」

ろくろー

「はあ、やっと乾杯できますね。かんぱーい」

のびー

「かんぱーい」

ろくろー

「でもFM3Aにしてもはっきり言ってMFシステムってかなり不便っすよね。レンズを付け替えながら手で焦点を合わせしてって感じで・・・」

のびー

「分ります。1枚撮るのにやる事沢山ありますから。」

ろくろー

「そうですね。その山ってのが越える楽しみがあるんですよね。最初はレンズ落っことしそうになり焦ってみたりしてもたもたしてばかりで・・・でもそのうち慣れてくるんですね。そのペースに。気がつけばやっぱりもたもたしながらですが。色んな事考える余裕が出てきて色んな物が見えてくるんです。これってもし最初にAFカメラを僕が持ってたら感じなかったかもしれません。きっと今頃カメラ飽きてますね。」

のびー

「そうそう、いつも車でしか通った事のない道をのんびり歩いてみたら、実はすごくキレイな並木通りだった、みたいな。のんびりして、見えてくるものって、いっぱいありますよね。」

ろくろー

「本当ですね。見逃してる物や魅力的な物って案外身近にもあったりするんですよね。でも見方って誰も教えてくれないし感じるのも人それぞれって所が「個性」とか「らしさ」ってなるんですよね。写真ってそこら辺が「奥深き人生」を感じさせられちゃいますよね。」

のびー

「うーん、いい話になってきましたよ。物の見方や着眼点ってのはなかなか理論で説明できないですよね。だからこそ、面白いって気がします。」

ろくろー

「逆に知識だけじゃうまくいかないってこともありますしね。いい写真を撮れるとなんか僕っていい生き方してるって感じるんです。こうやってオヤジになっていくのでしょうか・・・」

最後の砦F4

ろくろー

「最近のびーさんのF4はどうしてます?うちのF4は最近どうも動くもん撮るときはAFカメラ向き=F4って感じで哀れみさえ感じちゃう使い分け方してるんですけどのびーさんにはクラッセやハッセル500cだってありますよね。でもその中でF4の出番っちゅうもんだってあるはずですよね。それってどんなときの登場ですか?」

のびー

「僕も、ろくろーさんと似たような感じです。ま、正直いって、最近中判にも挑戦中で、その分、F4の出番がやや減ってはいますが。元気にしてますよ。やはり出番が多いのは、ここ一番の写真ですね。特に数を撮ってもいいので、失敗しちゃいけない場面です。冠婚葬祭系もそうですが、やはりスポーツ関係も一瞬しかない事が多いので、失敗したくない、そんなシチュエーションですかね。」

ろくろー

「ここぞって時のF4って事ですね。」

のびー

「以前友人のマラソン大会(ハーフ)を撮影した時も、大活躍でした。スタート時とゴール時しか撮影チャンスありませんからね。ピントも露出も気にせず、バリバリ撮りました。明け方のスタートだったので、うす暗かったんですが、明るくキレのあるファインダーのおかげで結構助かりましたよ。写真はとっても気に入ってもらえたらしく、彼の来年の年賀状に使ってくれるそうです。」

ろくろー

「年賀状採用ですか。それってかなり嬉しいことですね。それも瞬間を撮るにはF4は心強い相棒って事ですよね。相棒、年賀状、F4、酒。かーおいしいですね。」

マスター

「あれいつの間にお酒が・・・のびーさんご注文はないですか?」

のびー

「もみじまんじゅうのドライマティーニ、ステアでなくてシェイクで。 あと、プリンパンのソテーのトリュフ添え南フランスの田舎風をひとつ・・・甘党でスンマセン」

マスター

「想像スルだけでワクワクしますね。では少々お待ちを」

ろくろー

「のびーさんあんな事言って本当に作っちゃいますよあの人」

マスター

「ハイお待たせ。のびーさんご注文の品ですよ〜。紅葉まんじゅうは急速冷凍してシェイク風にアレンジしプリンパンだってシナモンをきかせ・・・」

ろくろー

「ホントに作る奴があるか!こんなもの飲めるわけ・・・ん見た目はそれなりに行ってみますのびーさん?」

のびー

「(もうすでに食べてる)ふはぁっ!紅葉まんじゅう独特の餡の東洋の 甘味と、 プリンパンならではの洋の甘味が、フローズンシェイクする事によって、渾然一体となって旨みを醸し出してる。一見しつこくなりそうな 味をシナモンをふる事によって、嫌味のない仕上げになってるっ!」

ろくろー

「うげっのびーさん食べてる。 」

マスター

「はい辛党のろくろーさんにはカラムーチョリゾット風を・・・」

ろくろー

「やめてくれ〜・・・ん・・・うまそうじゃん。・・・うぐっ・・・」

マスター

「ろくろーさ・・・ん・・・?」

ろくろー

「ぶちうめー。チーズと辛さのバランス最高。そとトロリなかサクッの食感もばっちり新鮮。しかもこの日本酒との合わせもかなり効いてる。マスターこれいけてるよ。」

2002年に向けて・・・

ろくろー

「ここまでホームページを続けて来ましたが僕の場合F4があるだけで特に知識やコレクションもテクニックもなあんにもないんですがやっぱりバカは直りません。なもんで「カメラで楽しく(?)遊ぶ」事くらいしか書けませんが、のびーさんの来年の豊富みたいなものあります?」

のびー

「抱負はですねぇ・・・。まず中判をもうちょっとまともに使ってみたいです。35mmが必要な場面って、普通に生活してれば、チャンスが結構ありますが、中判はなんか意気込みみたいなのが必要ですから。あえて抱負にしておけばちゃんとやるんじゃないかと(笑)。」

ろくろー

「僕なんかF4で目一杯気合い入ってますよ。もしかしたら僕でも中判さわれば逆に気が抜けますかね・・・って言ってると泥沼一直線だったりして。」

のびー

「あとは、HPの更新を減らして私生活を充実させないと・・・(急に目がマジになる)」

ろくろー

「おおおっ。まさに何かに目覚めた顔ですよ。でも確かにホームページの更新ってとっても時間取られますよね。」

のびー

「うちのは、文字ばっかなんで、手間自体はそれほどでもないんです。でも、たまにこれでいいのか?ネットの向こうで読者の皆さんが『こいつ、ホント暇人、ププッ!』とか笑われてるんじゃないかと。考えただけで夜も眠れません。(←ウソ)そんな人達を見返すためにも、HPの更新できないほど忙しい私生活。これですよ、来年は!(くわぁっ!)ええ、やってみせますとも」

ろくろー

「あっそれ考えたりします。特に読んだ人がどう思ってるんだろうって。なんだか写真を撮ったり物を作る時にはとっても大切な事ですよね。ドタバタと日常を過ごしてしまうと前の話じゃないけど見落とす物や忘れる事ってかなりありますよね。僕も見習うことにします。」

のびー

「話を元に戻してくれてありがとうございます(笑)。そうですよね。つまり、写真を撮ったりHPを作ったりする事によって、日常のちょっとした物事を発見する喜び、って事で、ファイナルアンサー?

ろくろー

「はいそれファイナルアンサーです。それでもっと余裕をもっていろいろもっと楽しい事できれば嬉しいですね。」

のびー

「ハイ、余裕をかましつつ、がんばりまーす。R696には新スキャナーが導入されたりして、ますます来年の飛躍が予想されます。1ファンとして、楽しみにしてますね。」

 

 

ろくろー

「前回のカラオケはおでんのやけどでマイク持つの大変でしたけど今回は一風変わってこれからナイトボーリングなんてどうです?」

のびー

「ああ、ナイボーね。ひさしぶりだなぁ、3年くらいご無沙汰です。あれはいいですよね。うん。なんかこう独特の香ばしさっていうんですか。色も好きなんですよ。どこお店ですか?行きましょ、行きましょ」(←ナイトボーリングが何だか分かってない)

ろくろー

「あるんですよあつ〜いお店が。さあいきましょう若人を誘う栄光と祝杯の聖地に!いざゆかん。」(←いったことない)

マスター

「二人はこれから一体どこにいくのやら。みなさん2002年のお二人のホームページもこんな調子でしょうね。まあこれからも宜しくしてやってくださいね。・・・・あれっ

のびーさんマイク忘れてますよ〜。

ごくろうさまでした。

ここまでの長い文章をよくぞよんでいただきありごとうございます。もしもう少しお付き合いいただけるなら下のメニューのMailで足跡を残していただけるとありがたいです。こちらをクリックしてみてくださいね。最後に「のびー」兄貴本当にご協力ありがとうございました。なにはなくとも実は僕自身とっても楽しい時間を過ごした気分です。これからもホームページの方のんびりがんばってくださいね。

-2001.12.22