鷹の目を持つミノルタ
 
        about minoltaSRT101

友人から minolta SRT101 を借りた。久しぶりのミノルタのさわり心地に親父のカメラの懐かしい感触を思い出す。

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分割測光のパイオニアCLC

ミノルタのデザインは僕にとっては馴染みある分好き。SRT101は、ミノルタで初めてのTTL露出連動カメラです。露出計はCLC(Contrast Light Compensator)というプリズムに2つのCdSを配置して画面の上部と下部を測光、その平均値を測定するという今で言う分割測光のパイオニアみたいなもの。 露出指針は追針合致式。 露出は感じる限り僕の持つNikonFE2より外れてないかも。やりますミノルタ。このカメラで撮っているとCanonEOS20Daの様な35分割測光って本当に要るのかと疑問に感じてしまいます。

使った感じは間違いなく「好き」です。( ̄△ ̄;)オイオイ
ペンタ部のこのRもとてもなめらかでそれでいてお弁当箱の様に角張った本体に似合っていると思いません。
当時ロッコールレンズは鷹の目といわれ発色とシャープネスの良さは業界をリードしていたそうです。実際使ってみると、少し派手な発色の良さは僕好み。隅々までシャープに気持ちが良い撮れ方をします。

細部の作り込み


ダイヤル部の彫り込み文字といい細部も作り込みといいとても良く「これぞカメラ」と感じてしまいます。操作感も気の利く確認容易なクリック感があって楽しい。ただピント合わせの下手な僕にとってはファインダーにあるマイクロプリズムが少し小さすぎて合わせにくいかもです。

このカメラのキーパーソンはこの世に公害を知らしめた「水俣」を撮影したユ−ジン・スミス。写真集「水俣」もこのカメラで撮影されたそうです。


僕の想い出

2000年初頭に親父のSR-1を返還して以来もう5年建ってしまった。僕はNikonニコンにこんと言ってはいるが、実は僕の初めて触ったカメラは親父のminoltaSR-1。当時小学生の僕は大人が使う機械を触って上機嫌だったのを覚えている。
大人になりカメラを本気?で始めたときには「こんな古いカメラでも撮れるんだぁ」って事に感激し、失敗写真もおもしろくSR-1をいじりながら適当に撮った写真を眺めては楽しんでいた。
だから、初めて買うカメラをNikonF4に選んだとき「ミノルタじゃないのか?」と親父に言われ複雑な気持ちになった事を覚えている。
もしミノルタがニコンの様に今でもあの頃のメカニカルなカメラを作っていたなら、僕はミノルタのカメラを選んでいたかもしれない。
僕の思うに剛強な男性のNikonのデザインもいいけど、少し落ち着いた女性の香りのするミノルタのデザインも結構好きで、おでこの出っ張り具合やボリュームバランスが一番好きなカメラと思うのは僕だけかな?(幼少の刷り込みあるもんで)。結構オサレデザインじゃないかと思うのあります。

minolta SRT-101

minolta SRT101
機械シャッター、露出計連動マニュアル露出
発売 1966年4月
重量 ボディ:710g + 55mmf1.7:225g = 935g

R696WorkBench toppage

-2005.03.27

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